ヘアサイクルってなに?
毛髪には寿命がありますが、抜け落ちても同じ毛穴から再生して伸び続けます。この毛髪の生まれ変わりをヘアサイクル(毛周期)といいます。基本的に「成長期」→「移行期」→「休止期」→「脱毛」→「成長期」と繰り返します。
毛髪はケラチンというタンパク質で構成された皮膚の一部です。毛髪を輪切りにすると、3つに分けることができ、内側から「メデュラ」「コルテックス」「キューティクル」となっています。つまり、毛髪の一番外側のウロコ状の部分をキューティクルといいます。毛の保護が主な役割となっています。
毛髪には寿命がありますが、抜け落ちても同じ毛穴から再生して伸び続けます。この毛髪の生まれ変わりをヘアサイクル(毛周期)といいます。基本的に「成長期」→「移行期」→「休止期」→「脱毛」→「成長期」と繰り返します。
健康な人の抜け毛は、1日50~80本くらいといわれています。1日の抜け毛がその範囲内であれば問題ないでしょう。
頭髪は平均で約10万本あるといわれ、髪の寿命が4年であった場合の1日の自然脱落毛の本数を推計すると、10万本÷(4年×365日)=68.5本となります。
毛髪の寿命は、約2~6年といわれています。1日0.35mm伸びるとした場合、長さは25.6~76.7cmとなります。ただし個人差が大きく、1m以上もある女性を見かけることもありますね。
変質した男性ホルモンが毛根や毛母細胞に作用する説と毛乳頭に作用する説があります。どちらにしても男性ホルモンが毛髪のたんぱく質の合成を阻害し、ヘアサイクルが乱れます。「男性型」という名前ですが、最近は女性にも多く見られます。
薄毛そのものではなく、薄毛になりやすい体質が遺伝すると考えられています。薄毛の原因は体質だけではありません。環境や生活習慣、ヘアケアなどで防ぐことができます。
頭皮上の余分な皮脂が毛穴に詰まるなどして、雑菌が繁殖しやすい状況になり、毛根を刺激した結果、ヘアサイクルに乱れが起きると考えられています。男性型脱毛の兆候とも言われています。
フケを伴う脱毛。フケが毛穴を塞ぎ、頭皮が荒れたり、毛髪の正常な成長を妨げることによって起こるといわれる脱毛の事です。
女性ホルモン⇒発毛促進⇒女性に薄毛は少ない。そういうイメージはありますが、近年では女性の方でも、不規則な生活や偏食、過激なダイエットやストレス、ホルモンバランスの崩れなどによって、肌が荒れるのと同じように薄毛のお悩みが増えてきていると考えられます。
日本語では抜毛症と言われています。男性よりも女性が多く、大人よりも幼児期・思春期が多く見受けられます。原因としては、ストレス解決の手段として毛髪を抜いてしまうことです。トリコチロマニーの語源は、トリコ(毛髪)チロ(引っ張る)マニア(熱狂者)という3つの言語を組み合わせた物です。
出産が近くなると女性ホルモンの分泌が増加し、抜け毛が減ってきます。しかし、出産が終わると徐々にホルモンバランスが正常に戻る為、いっせいに脱毛するといわれています。脱毛は出産後2~6ヶ月程続き、4割近く脱毛する人もいるようです。普通は1年程で元に戻るようです。
パーマもカラーリングも、いくら技術が進歩したとはいえ少なからず髪にダメージを与えてしまいます。そして何より注意したいのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の毛の傷み自体は脱毛の直接要因にはなりませんが、傷んだ頭皮は脱毛につながることがあります。
大切なことは自分の髪や頭皮をしっかり知ること。これがシャンプー選びの大切なポイントです。頭皮や髪の状態は十人十色です(オイリータイプ・乾燥タイプなど)。自分の頭皮や髪の状態、目的に合った最適なシャンプーを選んでください。
まず、ブラシで髪のもつれを取ります。その後、ぬるま湯で頭皮や上髪についたホコリや汚れを洗い流します。適量のシャンプーをお湯で薄めて髪になじませ、よく泡立ててから指の腹で地肌をもむように洗います。ぬるめのお湯でよくすすぎ、2度目のシャンプーをします。洗い終わったらシャンプー剤が残らないように完全に洗い流しましょう。リンスを使用する場合は、リンスを直接地肌につけず、髪全体になじませ十分に洗い流しましょう。
正常な毛髪の含水率は11~13%と言われています。過度のドライヤーの使用は、毛髪から水分を奪い、ダメージを与えます。使用するときは、十分にタオルドライをしたあとに『高温・長時間・近づけすぎ』の3禁を守り、短時間で行いましょう。
抜け毛を予防し髪を元気にするには、頭皮の血のめぐりをよくすることが基本です。頭皮マッサージは、頭皮の張りをゆるめ血行を良くする働きがあります。手軽にできるヘアケアとして、毎日習慣としてマッサージをしましょう。
頭皮マッサージはお風呂上りなどリラックスしている時に行いましょう。爪を立てず手のひらや指の腹を使って額の生え際、額から後頭部、側頭部から頭頂部、頭全体と部分的にマッサージし、このサイクルを何回か繰り返すと良いでしょう。
脱毛を防ぐうえで、ブラッシングはとても大切です。絡まっている抜け毛、フケ、汚れを取り除き、頭皮や毛根を刺激して血行・新陳代謝を促進してくれます。ただし、頭皮に傷をつけたり無理に髪を引っ張ってしまうようなブラッシングは禁物。やわらかい毛のブラシで正しいブラッシングを心がけましょう。
ストレスは一般的に、その人のウィークポイントに現れることが多いようです。消化器系が弱い人は胃腸の調子を崩したり、皮膚が弱い人は湿疹が出たりといった具合です。それが頭皮に現れると抜け毛の要因となってしまうのです。自分なりのストレス発散方法を見つけ、気持ちを上手に切り替えていくように心がけていきましょう。
抜け毛予防の基本は規則正しく、バランスの良い食事をすることです。かたよった食事を改め、1日3食、好き嫌いをせずに、バランスをしっかり考えた健康的な食生活をおくることが大切です。
整髪をするスタイリング剤は様々なものがありますが、成分自体は髪にとって悪いものではありません。ただ、使い方を間違えたり、頭皮にまでベッタリと付けてしまうのは考えものです。また、スタイリング剤を使うと髪にはホコリが付きやすくなりますので、シャンプーできれいに汚れを落とすことが大切です。
私たちの毛髪は、不規則な生活やストレス・排気ガス・パーマなど、毎日髪や頭皮を傷つけながら生活しているといえます。育毛とは、これらの様々な抜け毛に至るまでの外的要因をトータル的に除去し、栄養補給や血行促進などにより髪本来の成長機能を高めていくことです。
育毛剤には、血行促進、男性ホルモンの働きを抑制、毛母細胞を活性化、皮脂分泌の抑制など目的に合わせ様々なものがあります。大切なことは、自分に合ったものを選ぶことです。闇雲に育毛剤を使ってもそれが自分の頭皮環境に合っていなければ意味がないという場合もあるのです。
まずは自分の頭皮や頭髪の状態をしっかりと把握することです。その上で、今のライフスタイルやヘアケア方法などをトータル的に見直し、髪にいい生活を心がけていきましょう。
アートネイチャーの育毛システムは、「サロンケア」と「ホームケア」の2つによって育毛促進を効果的に行っていくものです。